まえがき　喜望塾

（１）指導方針について

勉強にも、スポーツと同じように確かに、センスや才能の差による結果の差というものはあります。得意、不得意というものも誰にでもあります。しかし、学習面における結果の差は、センスや才能からくるものではなく、努力の差であると言えます。スポーツでも同じことが言えるのですが、学習に関しては、スポーツ以上に、努力の差が結果の差となると言えるでしょう！ 頭は誰もがいいのです。みんな変わらないと言い切っていいほどの差しか、センス・才能の差はほとんど無いに等しいものであると信じております。大切なことは努力なのです。勉強するということなのです。

私たちが小学生を指導するにあたり、一番大切にしていることは “勉強好きな小学生になっていただく” 言い換えるなら勉強嫌いにしないということです。

もしも小学生時点で勉強が嫌いになってしまったら、その後の人生は、すごくしんどいものになるのではないでしょうか？学習面において「こまかいこと」はあまり、気にさせず、大らかに育ててあげたいと思っています。

勉強は決して辛く苦しいものではありません。
いろんな知識を入れていくことは、とても有意義で楽しいことなのですが、しかし、そのいろんな知識を得ることが面倒で辛いと思うのなら、それは、基本ができていないからなのです。勉強の基本ができていないのに新しく複雑なことは頭に入っていかないのです。すっごく大切な基本を、すっごく得意にしてあげたら、小学生の好奇心は広がり、自ら新しい知識を得ようとされるのです。基本ができれば、ヒラメキが生まれ、応用力が発揮されていきます。

再度申します。私たちエコールの小学生への指導方針は
“勉強好きな小学生になっていただく。
そのために、大らかに育み、勉強の基本を、徹底的に会得していただく。” ということです。

では、小学生に特に会得していただきたい、勉強の基本とは何でしょう？

（２）小学生にマスターしていただきたい『勉強の基本』

「小学生に特に会得していただきたい、勉強の基本」それは・・・
☆読み ☆書き ☆そろばん です！

読　 み

明るく、朗らかに、さわやかに、なめらかに、大きな声で音読することをトレーニングします。
音読の上手な子は、スピーチが上手になります。話すのが上手になります。自分の思っていることをスムーズに伝えることができます。逆はありません。スピーチや話は上手だけど、音読は下手ということはありえません。また、音読をすると話の内容も同時に頭に入ります。黙読よりも頭に入ります。つまり、読解力も当然養うことができます。音読は、読解力と、表現力の育成に大変役に立ちます。

書　 き

勉強の得意な子は、字をとても丁寧に書きます。ノートをとてもきれいに残します。
書くことが苦痛ではないため、メモをちゃんととる習慣も築け、記憶が整理された人間へと育ちます。
勉強のきらいな子、苦手な子は、必ず書くことが苦手です。書くことは苦手だけど勉強は得意という子に出会ったことがありません。ということは、書くという行為を増やしてあげる、習慣化してあげると勉強好きになります。

そろばん

算数や将来学ぶ数学は、言うまでもなくとても重要な教科です。すべての教科の中で、最も、「得意な子」と「不得意な子」に激しく分かれる教科です。どこで、そんなに分かれてしまうのかというと、計算が得意か不得意かということで分かれるのです。
計算問題を軽んじた考え方をする人が多いのですが、計算が実はとても大切なのです。計算は苦手だけど、応用問題は得意という子はおそらく一人もいません。計算は得意だけど、応用問題や文章問題は苦手と言われている子どもも、実は算数・数学が得意な子に比べて、計算問題ができるわけではないのです。計算力が高まると、応用力も、コツや慣れを加えると必ず高まります。

「読み」、「書き」は国語・社会・英語につながっていきますし、「そろばん」は算数・数学につながります。勉強の基本なのです。（読み・書きは算数の文章題や、理科の読解にもつながります。)

（３）どのように「勉強の基本」を成長させていくか？

国語においては、教科書等の音読トレーニングを力を入れて行います。
また読解問題をじっくりと演習もしていただきます。
算数においては、計算練習を、様々な手法を用いて頑張っていただきます。
また、文章問題、応用問題も演習していきます。
英語・理科・社会についても、ご希望があれば取り組みます。

上記の日々の授業に加え、私たちが特に力を入れてご提案をするのが、検定試験との連携です。中間テスト、期末テスト、あるいは実力テストと身近なターゲットがあり、目標が立てやすい中学生と違い、小学生は、勉強への目標が立てにくいところがあります。目標が見出せなければ中々勉強に力が入りません。

身近な目標設定をしていくために、公的な試験である、検定試験と強く連携しています。漢検、数検、英検、ジュニア英検と、連携いたしております。これをうまく活用しながら、子ども達に勉強を身近なものとして意識していただこうと考えています。また、これら検定試験は、ずっと書かせていただいている勉強の基本「読み」「書き」「そろばん」をしっかりと勉強できていきます。教科書のマスターと検定試験対策で、小学生たちの『勉強の基本』を高めてまいります。勉強好きで、勉強の得意な子どもになっていただくために、精一杯の努力をしてまいります。

どうか皆様、小学生のお子様を、私どもエコールの喜望塾（きぼうじゅく）にお任せいただきますようお願いします。

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